「ついに、眉毛が生えてこなくなっちゃったんです!」久しぶりに会った30代半ばの知人は、手で眉毛を隠しながらこう言いました。彼女、20代のころからメイクをするたびに、邪魔な位置に生えてくる自分の眉毛を、毛抜きで1本1本抜いていたそうです。それを10年以上続けていたら、とうとう生えてこなくなったとか。メイクをしているときはいいのですが、スッピンで眉毛がないというのは、本当に貧相に見えてしまうもの。私は日ごろから「眉毛は顔の額縁です」と言っていますが、それぐらい眉毛は大切なものです。なのに、スッピンでは外も歩けないなんて、なんだか気の毒な気分になりました。確かにアイブロウのラインからはみ出た眉毛というのは「邪魔モノ」です。でも、それを毛抜きで抜いてしまったら、毛穴からばい菌が入る恐れもあるし、皮膚を引っ張るわけですから、たるみの原因にもなります。将来のことも考えると、なるべくハサミでカットするのが賢明です。そして顔そり。これも半ば、当たり前のようにみなさんされているようですが、私はおすすめしません。そもそもデリケートな顔の皮膚に刃物を当てるのですから、リスクを伴うのは当然。男性が毎日ヒゲをそっても平気なのは、一般的に男性の皮膚は女性よりも分厚く丈夫だからであって、繊細な女性の肌にカミソリを当てれば、ガードをなくした肌は悲鳴をあげて脂を出したり、自らを守るために皮膚を硬くします。もっとも、日本人の黒い毛はとくに目立つという事情もありますから、どうしても気になる部分だけを、月に一回程度、そるにとどめておくのがいいかと思います。それも、T字形のシェーバーを毛の方向に沿って1回、サラリとなでる程度のやさしさで。決して逆なでなどしないように!日本の女性に比べ、欧米の女性は「ムダ毛」というものに大らかなようです。私がフランスの化粧品メーカーで働いていたころも、現地のスタッフは日本人がカミソリで顔の産毛をそるという習慣を知って、「なぜそんな危険なことをするの?」と驚いていました。「清潔」や「整然」を重んじる私たち日本人は、確かに世界に誇るすばらしい文化をもっていると思います。でも、これも今の潮流なのでしょうか、「消臭」「除菌」と、何でも目につくものをシャットアウトしてしまうのには首をかしげてしまいます。私は眉毛や顔の産毛には、さほど神経質にならなくてもいいと思います。気になったときだけお手入れする。それくらいの気持ちでいたほうが、スキンケアもメイクも、よりリラックスして楽しめるのではないでしょうか。
[エイジングケア参考サイトのご紹介]
エイジングケアのポーラ
http://www.pola.co.jp/agingcare/
Anti Aging Alliance宣言
http://www.pola.co.jp/company/AAA/index.html