書類不備の典型的なものが、履歴書の写真の貼り忘れだ。応募数のおよそ二〇パーセントはこの写真がない。意外に履歴書の写真が軽んじられていることがこの数字でもわかるが、書類選考をする側にしてみると、これは非常識なこと。応募数の少ない場合ならともかく、きびしい会社では、それだけで選考対象外として除外されてしまう。また、女性の場合、ことに受付などの募集だと、写真がないと書類だけではパスできないものだ。どうしても入りたい会社なら、写真はきちんと履歴書に貼って出すくらいのことはしなければならない。履歴書と同じで、この写真も転職を決めた時点で、最低、履歴書の数だけは準備しておくようにすれば手間ははぶける。これで成功が買えると思えば、たやすいことだ。だからといって、写っていれば、どんな写真でもいい、というわけにはいかない。「履歴書の写真には金をかけろ」というのが私の持論で、ほんとうにその会社に受かりたいと思ったら、きちんとした写真屋に行って、自分で満足のいく顔写真を準備することが大事だ。顔写真は、人の心を映すもので、ちょっとした角度や、ほんの一瞬の心の動き、精神状態に一よって、まるで違った印象になってしまったりする。
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